理事長挨拶

人間性心理学のの伝承と展開

 

日本人間性心理学会第13期理事長 金子周平(九州大学)

 この度、2018年度に行われた理事改選により、第13期理事長の任に就くことになりました。日本人間性心理学会は1970年代後半から設立の準備が始まり、1982711日に創設されました。今期は創設37年〜39年にあたります。ここ数年、本学会会員は1,000名に僅かに満たない会員数で推移しておりますが、潜在的にはその数倍、数十倍もの人が本学会の活動を介して人間性心理学という学問体系から学び、刺激をうけ、本学会に少なからず関心を向けておられることと思います。本学会は、会員のための学会であることはもちろんのこと、人間性心理学に注目している多くの方々、そしてまだ本学会のことをご存知でない方々のための学会でもあることを意識しながら、その社会的役割を果たすことを目指します。

 

 本学会の規模は決して大きいとは言えませんが、その会員数からすると、かなり充実した内容の機関紙『人間性心理学研究』が年間に2号定期発行されています。大会における各種の企画や研究発表等も極めて活発です。本学会がカバーしている領域は多岐にわたっており、すぐにあげられるキーワードだけでも、現象学、実存哲学、人間中心の教育、クライエント中心療法やパーソンセンタード・アプローチ、ボディワーク、ゲシュタルト療法、フォーカシング、エンカウンター・グループやTグループなどのグループ・アプローチ、スピリチュアルな立場などがあります。そしてフィールドという点では、公認心理師の活動領域とされる保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働などの領域それぞれと本学会は深く関わっています。また、現代に生きる人間が抱えている様々な問題、自然災害、国内外の摩擦、多文化社会、マイノリティ、格差社会、高齢化社会、虐待などにも、人間性心理学は貢献し続けています。本学会はこれまで、これらの多種多様な領域において、会員を中心とした様々な活動を継続していくなかで、そこで生じる真の体験に立脚し、そこからを創造するという営みを行ってきました。第13期では、こうしたや伝統を継承し、さらに展開させていくための幅広い活動を推し進めてまいります。

 

 第13期の理事には6名が加わり、顔ぶれも新たになりました。平成から令和へと新しい元号に変わったことも、これからの本学会の新たな展開を予感させてくれます。具体的なところでは、理事が大会をサポートしていくという意味で、大会推進委員会という新しい委員会も設置されました。他の委員会等の事業については、従来の委員会運営を受け継ぎ、さらに発展させていく予定です。

 理事一同、会員の皆様の学術的な活動が活性化していくように業務を行ってまいりますので、どうぞご理解とご支援のほど、よろしくお願い致します。

 

 

日本人間性心理学会 事務局

〒541-0047 大阪市中央区淡路町4-3-6 有限会社新元社内 

TEL&FAX 06-4707-7757

office@jahp.org


その他各委員会へのお問い合わせ先

会員限定ページのパスワードをお忘れの方は、学会ニュースレターの8頁をご確認ください。