理事会の基本方針


第14期の重点的取組み事項

 理事長 金子 周平

(1)学会誌の定期発行・充実化・アーカイブ

 機関誌「人間性心理学研究」(年2号発行)の定期発行と内容の充実化を進める一方で、次世代への伝承を視野に入れた電子化も含めたアーカイブの方法を検討していきます。

 

(2)年次大会運営の安定化

 学会の重要な事業の一つである年次大会の運営は、大学組織が時代とともに変容したことにより、やや困難になってきています。大会準備委員会の組織化の方法や理事会の連動を試みることで、学会員の皆様が参加しやすく意義深い年次大会を安定的に行えるようにしてまいります。

 

(3)学会員の裾野の拡大

 本学会に関心を向けている、もしくはその可能性のある潜在的な学会員に対し、魅力的な学会活動を展開していくこと、またその広報を行なっていくことによって、会員数の拡大を目指します。

 

(4)広報の活発化

 学会の諸活動、学会員の研究・実践活動をより広く伝えるため、また学会による会員の活動や研究の助成(自主プログラム、海外活動、浅海記念研究助成)についてより知ってもらうために、学会ホームページやその他のインターネット上の媒体による広報を活性化します。

 

(5)社会貢献活動の推進

 人間性心理学のもつ顔の一つに、様々な支援活動を行う社会的な側面があります。被災者への支援などの社会活動の企画、心理職の職域の拡大に伴う会員の活動の後方支援、研修などを行うことを通して、学術団体としての社会貢献を行います。

 

(6)経営の安定化

 学会が、学会員の活躍の場として安定するために、費用対効果の考え方も取り入れ、経営マネジメントに取り組みます。収入と支出の流れに伴って生じるエネルギーが、余すところなく会員の活動の活発化に直接繋がる仕組み作りを通して、経営の安定化を図ります。

 

(7)組織の統廃合計画と合理化

 各委員会や部会等の組織や活動内容を見直して統合や合理化を図るとともに、学会活動がより幅広い領域をカバーできるように、他団体との連携等についても検討してまいります。 

 

(8)学会賞の選考

 今期より学会賞選考委員会は、理事長を中心とした小委員会に移行しました。また2023年度からは学会賞・奨励賞に加えロジャース賞が新設されます。優れた業績や活動を皆様に紹介し、学会を元気にしていくことを目指します。

 

【その他】

 感染症流行などの事情で移動が困難な会員を含めた交流促進のためのオンラインでの会合を定期的に行います。